組合員の分断と正義
派閥に分断され、お互いをクレーマー呼ばわりして非難し合うことしかできないもどかしさに、お互い気付いているはずです。
正義と正義のぶつかり合いに、どちらが正義かの答えはありません。あるのはどちらの正義が過半数をとるかだけの政治ショーでしかありません。正義とは少数を切り捨て、過半数を勝ち取るという無慈悲な民主主義のことです。
(岡山・倉敷 加藤マンション管理士事務所)
修繕積立金の見直し
木造戸建て30年間の修繕費用総額はおよそ630万円という調査があります。これをマンションの修繕積立金にあてはめると17,500円/月/戸となります。マンションと戸建では共同住宅の規模も構造の違いはありますが建物・設備を適正に維持管理するには相応のコストがかかるという点に違いはありません。物価高騰のおり、マンションの維持保全に関わる修繕積立金を見直す作業は管理組合にとって喫緊の課題です。
(岡山・倉敷 加藤マンション管理士事務所)
属人化にさせない
組合員が無関心だという理由だけで理事長が何年も居座ることは決して望ましいことではありません。後継者を指名して自分は黒子に徹するなど責任を公平に分担して役割を担う配慮がなければ、組織としては弊害を生むだけです。属人化による恣意的な運営を許さず、新陳代謝ある管理組合にしたいものです。
(岡山・倉敷 加藤マンション管理士事務所)
BroggerからのTips
・修繕積立金月額の計算方法
・管理計画認定制度と管理適正評価制度
・マンションのコミュニティ
・外壁タイルの浮き率基準と2つの判例
・機械式駐車場の会計
・区分所有法の限界
(岡山・倉敷 加藤マンション管理士事務所)
管理会社を敵対軸にしない
時として管理会社へ不平、不満を煽り組合員を扇動する声の大きい方が正義をふりかざします。単なる承認欲求のパフォーマンスなのかどうか。周りの組合員は一歩立ち止まって冷静にご判断ください。本当の敵は人の意見に流され、自分で冷静に判断できなくなったご自分にあります。
(岡山・倉敷 加藤マンション管理士事務所)
管理会社から更新辞退の通知をもらったら
新たな管理会社を探すことになります。新たな管理会社に移行する準備期間は約3か月を要します。3か月以内に新たな管理会社の選定のめどが立たない場合は、現管理会社に暫定契約(数か月の契約延長)を申し込んでください。
(岡山・倉敷 加藤マンション管理士事務所)
カスハラについて
標準委託契約にカスハラ事項が盛り込まれました。本来窓口ではない特定のクレーマーが著しく管理業務を阻害する行為が認められる場合、管理会社はこれを理由に契約解除を申し出ることができます。熱意ある人がクレーマーにならないよう管理組合員同士でチェックする機能も求められます。
(岡山・倉敷 加藤マンション管理士事務所)
管理会社任せにしない
管理会社と管理組合の契約は請負契約ではなく、委託契約であることに再確認しましょう。委託契約外のことを管理会社に求めてはいないでしょうか。管理の主体はあくまでも管理組合です。
契約外、対価以上のものを管理会社に求めて関係を悪化させないようにしたいものです。
(岡山・倉敷 加藤マンション管理士事務所)
管理組合の運営は手続きの透明性と可視化から
手続きのルールが曖昧であれば誤解と混乱をおこします。運営上のルール(管理規約)の再確認をしましょう。組合員と共通の言語(管理規約)があって初めて組織として体を成します。そして運営が誰もがチェックできるよう可視化することに努めましょう。
(岡山・倉敷 加藤マンション管理士事務所)
マンション長寿命化に投資
マンション管理は入居してからがスタートです。そして誰もが安心で安全に末永く暮らすことができるためにマンションの長寿命化を目指しましょう。躯体・設備・施設を適切に更生・更新するために計画的な維持保全に注力しましょう。修繕にお金をかけることはご自分のマンションの長寿化に投資するのと同じです。
(岡山・倉敷 加藤マンション管理士事務所)
個々のマンションの最適解を目指しましょう
マンションは規模も違えば築年数も違います。区分所有者も異なる属性により合意形成に苦心することも多々あるでしょう。管理会社全委託から自主管理まで管理の形態は一様ではなく、管理組合の熱度も然です。個々のマンションの属性と実情に合わせた管理の最適解を目指したいものです。
(岡山・倉敷 加藤マンション管理士事務所)
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